最近では、よく問題視される生活習慣病ですが、
偏った食生活や生活習慣、特に運動不足、喫煙などの、
生活習慣が大きく影響しますが、遺伝的要素も大きく影響します。
つまり、生活習慣と遺伝的要因が合わさって、
生活習慣病のリスクが評価できるということになります。
ですから、遺伝子検査だけで、100%該当の、
生活習慣病になるかどうかは、明らかにすることはできませんが、
少なくとも、自分には遺伝的に、どのような生活習慣病に、
なりやすい体質があるかを理解しておけば、
そのようなリスクを避けるための意識が、日頃から高められ、
病気になるリスクを、低くすることができます。
1)肥満関連遺伝子は、高血圧症、糖尿病など様々な生活習慣病の発症に影響し、
最終的に、心筋梗塞など脳心疾患の発症率に大きく影響します。
2)高血圧関連遺伝子は、高血圧になりやすく、
最終的に、動脈硬化が進みやすい体質に影響します。
3)糖尿病関連遺伝子は、インスリンの効果が出にくい体質で、
血糖値を下げにくい体質や、糖尿病の合併症のリスクに影響します。
4)コレステロール関連遺伝子は、善玉や悪玉コレステロールが、
低くなりやすかったり、高くなりやすい体質に影響します。
5)抗酸化関連遺伝子は、生体の酸化により、細胞が老化しやすかったり、
がん化することのリスクに影響を与えます。
これ以外にも、様々な生活習慣病のリスクを、
遺伝子検査により評価することができます。